お子様の症状から探す

SYMPTOM

何科にかかるか迷ったら?

お子さまの症状「こんな時、どうすればいいの?」

お子様の病気で、何科にかかるか迷ったら、あわてずまずは当院までご連絡ください。 お父さん、お母さん、保護者の方の存在はお子様にとってかかせない存在です。 まずは、落ち着いて声をかけてあげたり、寄り添ってあげてください。 大切な人がそばにいてくれるだけで、お子様は安心するものです。


急に高熱が出た

急に熱が出たからと言って、慌てることはありません。
発熱は病気を治そうとする生体の正常な反応です。
ウイルスは温度が上がると弱まり、一方生体の持つ治癒能力は体温が高いほど強くなっています。
ですから、熱があるからと言って直ぐに解熱剤を使うのではなく、お子様の全身状態をみて使うかどうかを判断してください。

たとえば・・・熱はあるものの、比較的機嫌も良く水分も摂っているようなら、頭、首、わきの下などの局所冷却をして、しばらくそのまま様子を見て頂いて結構です。

『熱が続くと頭がおかしくなる』とか『熱が続いて肺炎になった』というようなことはありません。
ただ、高熱が出て寝にくい、ぐったりしている、水分もとらないなどの症状がみられる場合には、解熱剤を使ってみてはいかがでしょうか。


呼吸が苦しそう

お子様が呼吸困難を訴えるときは、喘息にかかわる場合が多いようです。
程度に応じて、吸入・点滴療法等の処置が必要になります。
ただ、喘息の傾向や既往がないのに、突然呼吸困難を生じた場合は、気管内への異物誤嚥の可能性もあります。
救急処置が必要ですので直ぐに最寄りの医療機関へご連絡ください。


けいれんが起きた

お子様のけいれんの多くは熱性痙攣(けいれん)です。
慌てずに、口に物を噛ませたりしないで静かに寝かせてください。
嘔吐がある場合は吐物が気管に詰まることがあるので、横を向けてください。
痙攣が10分以上続く場合、左右差がある場合、発熱がないのにけいれんを起こした場合などは、救急車を呼ぶか、最寄りの医療機関へご連絡ください。


泣き止まない

夜に泣き出し、なかなか泣き止まない時は、次のようにしてください。

  • オムツの交換や肌着の着替えをしてみる。
  • 屋外に出て、散歩する。

しかし、15~20分間隔で激しく泣いたりグッタリすることを繰り返すようなら、救急を要することも考えられるので、最寄りの医療機関へご相談ください。


夜泣き

生後3~4か月ごろからみられます。1歳6か月を過ぎるころになると、お父さんやお母さんを悩ますほどの夜泣きはほとんどなくなります。

夜泣きの原因として、のどが乾いた、おなかがすいた、暑いあるいは寒い、おむつがよごれた、不安や興奮などが考えられますが、実際には「これだ!」という原因がつかめないのが大部分です。
そんな時には、夜寝るときに、かるく背中をさすったり、子守唄をきかせるなど安心感をもたせ、それでも寝つかないときは抱っこしてあげましょう。

お誕生近くの赤ちゃんでは、昼間に十分運動しないと夜も目が覚めてしまいます。
日中にもっと活動的な遊びをさせましょう。

思い当たる原因を取り除いても続くようなら、あきらめて赤ちゃんにつきあう、あるいはしばらくそのまま様子をみるのもひとつの方法です。


発疹が出た

皮膚の症状は実際に目で見ないと診断が付けにくいので、ぜひ受診してください。
その際、発疹がある旨を受付で言ってください。
発疹によっては別室でお待ち頂くこともあります。
なお、入浴は原則的に避けて頂きたいですが、汗疹(あせも)は入浴してもかまいません。

(夜中や休日の突然の発疹はカメラや携帯の画像に残しておくのもよいでしょう。)


お腹が痛い

お子様の『お腹が痛い』はあまりあてにはなりません。

腹痛とは限らない場合のことも多いですので、発熱や他の症状はないか観察してください。
しかし、お腹を押さえて痛がり、明らかに腹痛があるようなら、最寄りの医療機関を受診ください。
ただし、乳幼児で激しく泣くことや嘔吐を繰り返すようなら、小児専門の病院を受診してください。


鼻水が出る

透明あるいは少し白っぽい鼻汁が出る程度で、他の症状がないならそのまま様子を見てもかまいません。
しかし黄色や緑色の鼻汁が続くなら、細菌感染症、時に副鼻腔炎も疑われます。最寄りの医療機関を受診してください。


元気がない、食欲がない

食欲、哺乳量が少なくなったからといってあまり心配することはありません。
機嫌や動きがいつもと同じようなら、様子を見てください。
大人だって食欲のないときもあるのですから。
しかし、顔色や表情などがいつもと違いぐったりしているようなら最寄りの医療機関を受診してください。


吐く(おう吐)

子どもはよく吐くものです。吐いた後でも機嫌よくしているなら、心配はいりません。しばらく様子を見てください。
しかし、頻回に吐いたり、吐いた後も顔色不良が続くなら、すぐにでも最寄りの医療機関を受診してください。

咳き込みが強い時にもよく吐きますが、心配いりません。
一旦飲み込んだ痰などの分泌物を出しているのですから。
こんな時は吐いた後はすっきりとした顔をしているものです。
しかし、嘔吐を繰り返しグッタリとしているときや、激しく泣くことと嘔吐を繰り返すようならご相談ください。


下痢

乳児はお腹の状態がまだまだ安定しないので少々便が軟らかいことがよくあります。
いつものようにミルクを飲み、機嫌が良いなら心配いりません。
しかし、下痢の回数が多かったり、便の色がいつもと違ったり、発熱や嘔吐をともなう場合はご相談ください。
また、グッタリとして元気がないなら脱水症の心配もあります。
少量ずつ水分を補給してください。それでも改善しないなら点滴による水分補給の必要もありますので、必ず最寄りの医療機関を受診してください。
特に乳幼児では脱水が急激に進行することがありますのでご注意ください。


便に血が混じる

便が軟らかいときは、便に少量の粘液とともに血が混じることがあります。しかし、血便が続いたり発熱を伴う場合は受診してください。
特に、乳児期の激しく泣いたり嘔吐を伴った血便は腸重積の心配もありますので、すぐに最寄りの医療機関を受診ください。


咳、ぜーぜー

ぜーぜーを伴った咳は気管支喘息の可能性もあります。医療機関に連絡してください。
特に乳幼児でさっきまで元気にしていたのに、急に咳き込みだし、呼吸が苦しそうな時は気管内への異物誤嚥の可能性もあります。
(ピーナッツなどでのどを詰まらせてしまうといったことがあります)
早急に最寄りの医療機関にご連絡ください。


鼻血

鼻を心臓より高い位置にするため、座らせてください。
カット綿をクルクルと棒状にして鼻に入れ左右から摘んでください。
そのまま5分間つまみ、そっと放して出血がなければ心配いりません。
しばらくしてから詰めた綿をそっと取ってください。鼻の奥に流れた血液は飲み込まないようにして口から出してください。
しかし、出血がなかなか止まらなかったり、何回も繰り返すようなら基礎疾患があるかもしれませんので、お早めに最寄りの医療機関を受診ください。


その他

小児科が他の診療科と異なる大きな特徴は、対象となる小児が絶えず発育、成長しているということです。
さらにまた、その発育、成長の割合がかならずしも直線的でなく、時期によって大きく異なります。
たとえば小児科のなかでは、大まかに区分して、

  1. 新生児期(0~1か月)
  2. 乳児期(1か月~12か月)
  3. 幼児期(1~6歳)
  4. 学童期(6~12歳)
  5. 思春期(12~17歳)

としていますが、これらのそれぞれの時期で発育、成長の度合いが異なり、生理、代謝もそれぞれ特徴があるので、疾患の予防、治療には各時期での発育度や生理の特徴をよく考慮して診察を行います。

診療のご内容

お子様の診療・健診は、もちろんお子様とご一緒に保護者の方の診療・予防接種も行っています。
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